今回は、デジタルアートを作成し、マーケットプレイスでNFTとして出品するまでの3つのステップについて解説します。
デジタルアートなんて作ったことないよ。いきなりハードル高すぎる。
絵を描くのが苦手な人は、NFTの二次販売するために参考にしてください。
絵を描くのが得意な人は、ぜひ挑戦してみてください。
この記事では、アートワークの作成、出品作業、そしてNFTを出品するための価格設定方法について詳しく説明します。
この記事でわかること
✅デジタルアートのお絵描きアプリ
✅マーケットプレイスOpen Seaでマイコレクションの作り方
✅作品をNFT化する方法
✅作品をNFT化する方法
また、NFTの販売方法についても説明しますので、NFTを使ったデジタルアートの販売に興味がある方は、ぜひお読みください。
NFTにする作品をつくる(NFTの準備)
NFTをマーケットプレイスに出品するための最初のステップは、デジタルアートを作成することです。
すでに絵をお絵描きアプリなどで書いているかたは、ここを読み飛ばしてください。
デジタルアートは描けそうもないという方は、まず、NFTを買ってください。アートでもゲームのアイテムでも、トレーディングカードでもOKです。そして、その中から売ってもいいよというものを2次販売します。
ペイントソフトアプリおすすめ3選
🥇Medibang paint
MediBang Paint – 無料のイラスト・マンガ制作ツール
全世界で4000万回以上ダウンロードされているイラスト/マンガ制作用ペイントアプリです。デバイス(iPad,iPhone,PCなど)でのデータ共有もできます。
ブログ記事形式でわかりやすく解説しており、更新も随時されているので安心です。
🥈アイビスペイントX
多彩なブラシで本格的なイラストが描ける、無料のお絵描きアプリです。手ぶれ補正や豊富な機能で初心者でも使いやすいです。
YouTubeチャンネルでお絵描き講座を配信しているので、のぞいてみてください。
🥉ドット絵エディタ – Dottable
NFTアートでは人気のドット絵が作れるアプリです。
昔のマリオゲームみたいな雰囲気が人気のドット絵です。
5×5から120×120でマス目を選択できるので、レベルにあわせて制作できます。
また、画像データからドット絵に変換して編集できたりと、作品の幅も広がります。
現在はアンドロイド版は提供されていません。
1ステップ Open Seaに出品する前にウォレットを作成
マーケットプレイスに出品する前に抑えておきたい専門用語があります。
①ミントする➡NFTを新たに発行、デジタルアイテムをブロックチェーンに書き込むプロセス
②ローンチする➡売り出す、公表する
③オファーする➡価格交渉する
④ガス代➡NFTを購入したり販売したりするときに発生する手数料。取引量が多い時間帯ほど高騰します。
今回解説するマーケットプレイスはOpen Sea です。Open Sea にアカウントを作るためには、ウォレット作成して紐づける必要があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ウォレットには暗号資産のイーサリアムを入れておきましょう。
暗号資産イーサリアムの購入はこちらの記事をごらんください。
2ステップ Open Seaにコレクションを作成
Open Seaにアカウントをつくってログインしたら、まず、コレクションを作成します。
コレクションとは、フォルダのことで作品をカテゴリーに分けて、コレクションの説明などします。
Open Sea に入ったらメタマスクから署名を要求されます。右上のメタマスク画面をスクロールすると署名するというボタンがあるので、クリックしてください。
自分のアイコンをクリックすると、マイコレクションという項目が出てくるので、クリック。
マイコレクションのページをこれから作っていきます。青いボタンCreate a collectionをクリック
ロゴ画像は必須項目です。あとで変更できます。出品する作品のイメージに合う画像がいいでしょう。
注目の画像とは、コレクションの一覧ページに表示される画像です。
コレクションの名前を決めます。コレクション名は英語のみで日本語は使えません。
コレクションの説明は、日本語OKです。
カテゴリーを選択できます。アート、ゲーム、メンバーシップ、プロフィール画像、写真から出品する作品のカテゴリーを選びます。
カテゴリー別で検索したユーザーに発見されやすくなりますから、必ず選択しましょう。
リンクの項目では、自分のサイトやSNSなどのURLを貼ります。
クリエーター収益とは、NFTが二次販売されたとき受け取れるロイヤリティです。
0%から10%の間なら自由に設定できます。同じコレクションに登録されたNFTはすべて同じロイヤリティが適用されます。
住所を追加ってなってるけど何?
住所を追加をクリックすると、ウォレットのアドレスとロイヤリティの設定画面になるのです。
わたしは、住所ってウォレットのアドレスとはわからなかったから、最初クリックしなかったのよ。
そしたら、ロイヤリティ0%になってしまったの。(涙)
何やってるの!!!!
それは要注意だ!
次に取引に使用するブロックチェーンを選びます。イーサリアムかポリゴンを選択できます。
デフォルト設定はイーサリアムになっています。
ポリゴンを選択すると支払いの通貨も変わります。
一度確定したら変更はできません。
イーサリアム➡同じ作品で複数のNFTを発行することは認められていません。1作品に1つのNFTです。
ポリゴン➡1つの作品で複数のNFTを発行できます。
選んだブロックチェーンでミントされますので、イーサリアムかポリゴンでミントされるわけです。(NFT化される)
Open Sea では、ミント(作品のNFT化)に関しては、ガス代がかかりません。
その次の作業、出品するときには手数料やガス代がかかりますので、ウォレットにはいくらかイーサリアムを入れておいてください。
ちなみに、暗号資産の購入・出金に手数料がかからないのは、
BITPOINT DMM Bitcoinです。
表示方法を選んだら、下の青いボタン 作成をクリック。
コレクションの名前:nekonekoland
クリエイター収益:あとで編集したので5%になっています。
ブロックチェーン:イーサリアム
カテゴリー:写真
説明:nekoのかわいい写真
このようにコレクションのページができました。
3ステップ NFTをOpen Sea に出品
いよいよここから、NFTの出品作業のクライマックスです!
さきほど発行したNFTをOpen Sea に出品します。
さきほどのコレクション作成画面と出品画面はそっくりです。
頭がこんがらがってしまうので注意してください。
まず、アイコンにカーソルをおいて、作成をクリックで新規アイテムを作成します。
画像、ビデオ、オーディオまたは3Dモデル:出品する作品を入れます。
名前:作品名です。ここはコレクションの名前と違って日本語入力できます。
外部リンク:自分のサイトへつなげてユーザーが確認できるようにします。
説明:商品説明です。ここも日本語OK。
コレクション:さきほどつくったコレクションページを選択します。
供給:ミントできるアイテムの数です。イーサリアムは1点です。ミントにガス代は不要です。
ブロックチェーン:コレクションのページを作成するとき選んだブロックチェーン
作成をクリック
ほぼ完了って・・・(笑)
私はロボットではありませんにチェックいれたら、画像のテストが出てくるので、言われたものを選んでクリアです。
あらら?お絵描きするんじゃなかったの?これ写真だよね。
すみません。ドット絵は難しくて挫折しました。
上の図の「(作品名)を作成しました。」を閉じると、販売する画面になります。
さっきまでは、作品をNFT化する作業=ミントでした。ここではまだ、出品完了はしていません。
ここからが出品の作業です。
右上の販売をクリック。、
固定価格で売るか、オークション形式にするか選べます。
まだ無名のざこだから、固定価格でいきましょう。0.01イーサでいいと思います。(2023年3月現在で、約2200円)
お絵描きクリエイターさんでも、初回の出品は安くしているケースが多いようです。
二次販売するなら、オークション形式もありです。
期間を設定:固定価格の場合は1か月~6か月の期間を選べます。
オークションの場合、販売方法の詳細を決めます。販売期間には制限があって、最長で一週間です。
最低落札の設定もできます。設定額以上の価格で入札がなかったら、落札者なしでオークション終了です。
なお、ポリゴンのブロックチェーンを選んだ場合は、固定価格のみです。
出品には適正な価格を設定しましょう。
他のNFTがどれくらいの価格で出しているか、どれくらいの価格帯が動いているか、リサーチして決めるのがコツです。
価格を設定、期間を設定と進んだら、概要のところを見てください。
リスティング価格・・・表示価格です。
サービス手数料・・・Open Sea に支払う手数料です。
クリエイター収益・・・一次販売者へのロイヤリティです。
出品したNFTが二次販売(わかりやすく言うと転売)された際に、自分に入ってくる利益分のことです。
NFTの魅力はここにあります!
ここでは、さきほどのコレクション作成画面にあった「住所を追加」という不思議なボタンで設定したロイヤリティが表示されます。
わたしのように訝しんでクリックしないと、設定されていないことになって、0%です。
これではNFTの良さを半分捨てているようなものです。
最後にリスティングの掲載を完了をクリック。
NFTの制作までは、ガス代がかかりませんでしたが、出品するときには、ガス代がかかります。
あと、購入するとき、イーサリアムを別の通貨にするときにもガス代がかかります。
ガス代は、時間帯によっては混み合って高騰するので注意してください。
上の図は、出品するときに「ウォレットからガス代とOpen Sea への手数料を払うために承認してください」と言われている画面です。
メタマスクが署名を要求するので、署名をクリックします。
ガス代が高騰しているときに承認しようとすると、メタマスクは「いま、ガス代が高いですよ!」と、赤い文字で知らせてくれるので便利です。
署名したら出品完了です。
メタマスクでの署名が終わってめでたく出品です。
確認のため、リストを表示をクリックします。
コレクションの画面で、出品されていました。
お疲れ様でした。成功です。
NFTの価格戦略を練る
自分が有名人でない限り、初めての出品は安く出して、少しづつコレクションを増やしていきましょう。
あなたのページのコレクションを見た人が、こういう絵を描く人で、こういうビジョンがあってやっているんだとわかるように文章やコレクションで伝えることがポイントです。
自分のお店を持ったという認識でやれば、経営者の気持ちになっていろんなアイディアが浮かぶものです。
自分のプロフィールもうまく考慮しましょう。また、市場に出回っている他の作品と比較してみて作品から利益を得るためには、競争力のある望ましい価格を設定することもポイントです。
どんなものが高く取引されているのか、どうすれば競争に勝てるのかしっかりマーケティングをして出品するのです。
それにはSNSでの発信して宣伝するのも効果的です。
さらに、ユーザーに作品の購入を促すために、インセンティブや割引を提供することを検討してもよいでしょう。
まとめ
NFTの作成とマーケットプレイスへの掲載は、誰にでもできる簡単な作業です。
適切な戦略と計画をたてれば、利益を得られて、NFTビジネスを成功させることができます。
初心者でも経験豊富なアーティストでも、NFTはあなたの創造性を伸ばして、お金を稼ぐことができる素晴らしいチャンスを与えてくれるのです。
次は、創造性を伸ばして、お絵描きしたものを出品するんだよね。きっと。
そうです。・・・たぶん。
でも、やっぱりないかも。