Web業界へ就職・転職したいあなたに朗報です。
Web業界の職種の求人は増えています。
なぜかと言うと、Webが浸透したことによって、企業の広告戦略が変わってきたからです。
Webに詳しくWeb戦略に役立つ人材を企業は求めています。
今後もWeb業界は人手不足が続くか、人材確保が困難な場合は、クラウドソーシングに発注するケースは増えるでしょう。
- 未経験から始めるWeb制作の仕事
- Web業界の職種と仕事内容
- 未経験からWebに関する知識と経験を積む方法
この3つを紹介します。
Web業界とIT業界の違い
Web業界で働きたいと考えているあなたは、「なんとなくWeb業界で働く」と希望しているかもしれません。
IT業界という似たような言葉があるけれど、Web業界とどう違うの?
IT業界とWeb業界の違いは何でしょう。
ご存じかもしれませんが、この二つは全く別の物として考えることはできません。
ざっくり言うとIT業界には、ハードウェア業界・ソフトウェア業界・情報処理サービス業界、そして、インターネット・Web業界があります。
Web業界はIT業界の一部と考えていいです。Web業界の中で制作に関わっている仕事がWeb制作です。
Web業界の職種は、大きく分けて7つ
Web業界の職種は、大きく分けると7つあって、その7つは3つの分野にまとめることができます。
①指揮系統
・Webディレクター
・Webプロデューサー
・Webプランナー
②クリエイティブ系統
・Webデザイナー
・Webエンジニア(プログラマー)
・Webライター
③Web解析系統
・Webマーケター(コンサルタント)
Web制作 指揮系の職種
Webディレクター
Webディレクターは、クライアントから要望をヒアリングして、その要望に応えるアイディアを提案します。
それを、制作現場に伝えてプロジェクトがうまく進行するように、制作の指揮をとっていきます。
現場監督のようなイメージですね。
現場監督といっても、クライアントのやりとりからスケジュール管理まで仕事は多岐にわたります。
たとえば、現場においてはワイヤーフレームというデザイン前のサイト設計を考えたりもしますから、クリエイティブ系の仕事もこなさなければなりません。
Webの知識がなければ、クライアントの要望を制作に反映することはできません。
オールマイティーに動くなんて、どんだけスーパーマンなんだ。
確かに多忙だけど、技術を極めるほどの知識は必要ないのよ。
それよりも、求められるのはマネジメント能力ね。
制作チームを引っ張ってスケジュール通りにプロジェクトが動くように指揮していく能力よ。
経験を問われる職種ですが、未経験でも募集がないことはないです。
でも、知識がないとクライアントとのやりとりで、現場確認が必要になったり、スムーズにコミュニケーションできないと不信感につながりますから、未経験からはおすすめできません。
Webプロデューサー
WebプロデューサーはWebディレクターとちょっと似たかんじですが、プロジェクト全体の総括をする制作責任者です。
わかりやすく言うと、Webディレクターの上司で、経営者視点でプロジェクトを動かしていく社長みたいな立場です。
大きなプロジェクトが動く時には、必要な人物ですが、制作現場に顔を出してあれこれ指示することは、あまりありません。
Webディレクターを経験してからWebプロデューサーにステップアップしていくことが多いです。テレビ業界と同じですね。
上司とか社長って、偉い立場の人みたいだね。
どんな能力が求められるんだろう・・・
Web全般の知識はもちろんのこと、コミュニケーション能力や、経営者視点で物事を考えることができないとね。
それに、Web戦略としての思考ができないと難しいわ。
Webプロデューサーは、未経験から狙うポジションではありませんね。
Webプランナー
Webプランナーは、サイトの設計をする仕事です。
あれ?さっきWebディレクターはサイト設計を考えるって、言ってなかった?
よく覚えてたね、えらい!
実際の制作現場では、専任でWebプランナーを置いてるところは少ないの。
Webディレクターがプランナーを兼任してることがほとんどよ。
Webプロデューサーがいるような大きなプロジェクトが動くときは、Webプランナーが必要になります。
Web制作の知識と、クリエイティブな発想、プレゼン能力が必要です。
Web制作 クリエイティブ系の職種
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインをします。最近人気の職業ですね。
PhotoshopやIllustratorなどのソフトを使って、サイトのデザインをします。
サイトのデザインは、おしゃれとか、かっこいいだけでは自己満足で終わってしまいます。
求められるのは、どんな人がサイトに訪れても操作や動線が分かるものでなくてはいけません。
また、コーディングできるデザインをしなければならないので、コーディングの知識も必要です。
コーディングって何?
プログラミング言語、HTMLやCSS, JavaScriptなどの言語を使って、文字や画像を表現するソースコードを作成することよ。
それって、プログラマーって人がやるんじゃないの?
自分がデザインしたいことをコーディングできるデザイナーが最近は求められてるのよ。
コーディングできないデザイナーはちょっと難しいわね。
Webデザイナーも、実績を求められる職業です。
未経験からWebデザイナーになりたい人は、コーディングの知識を身につけて、クリエイティブな発想をアピールできるようにポートフォリオを作った方がいいでしょう。
Webエンジニア(プログラマー)
Webエンジニアは、「フロントエンジニア」と「バックエンジニア」という2つの種類に分かれますが、明確な線引きはあまりありません。
フロントエンジニア:Webデザイナーが作ったデザインをコーディングする仕事です。
さっき、Webデザイナーはコーディングもできなきゃって言ってたのに。
まぁまぁ。会社によっては、フロントエンジニアの求人を出す場合もあるので、リストにあげました。
バックエンジニア:ユーザー側から見えない部分の管理。サーバーや、データベース管理など、Webに不可欠な裏側部分を担当します。
なにやら難しそうだな。
フロントとは違う言語を使うので、ほんまもんのエンジニアです。わたしの知らない世界でごめんね。
Webエンジニアは、Web構築の知識が必要です。フロントエンジニアになるための講座は、スクールやオンラインなどたくさんあるので、まずはフロントエンジニアを目指しましょう。
Webライター
Webライターは、Webに欠かせない文章を作成する仕事です。
読者が商品やサービスを購入するという行動は、サイトのデザインがよかったからではなく、文章に導かれて購入する心理戦略にかかっているのです。
書籍や新聞記事とは違い、Webライターは読者がクリックする行動を促す文章を書ける人でなければいけません。
SEO対策として適切なキーワードを狙ってライティングするためには、Webマーケティングの知識も必要となります。
きたね、きたね。ねこまんまの得意分野
現場では、Webディレクターが兼任してライティングしていることもあります。
最近は、企業サイトの記事の量産と更新で、需要が高まっている職種です。
また、デザイナーやエンジニアのように、専門スキルが必要ないために、フリーランスや副業ではじめる人も多いですね。
パソコン1台あればなんとかなる職業。
しかし、Webライターとしての求人は少なく、企業が外注するケースが多いので、クラウドソーシングに登録しておくことをオススメします。
Web制作 Web解析系の職種
Webマーケター(コンサルタント)
Webマーケターは、サイトのアクセス解析をして、課題を見つけたり、SEO施策などや広告運用などをします。
Webサイトをよりよく成長させるための戦略をたてて、クライアントに改善プランを提案し実行するのが仕事です。
ディレクターとタッグを組んで、サイト設計の練り直しする場面もあるかもしれません。
Webが浸透、波及したことにより、あらゆる企業がコミュニケーション戦略が必要になってきました。どこの企業も欲しいポジションです。
ということは、未経験者でも挑戦できるってことかな?
そうなんだけど、自分でブログを運営していますとか、アフィリエイトやってましたという経験と知識は必要ね。
まったくの素人に「有名校の受験のコツ教えます」と言われても、信用できないでしょ。
Webマーケターになるには、未経験でも求人はあります。
まったくのゼロからスタートよりは、実際に自分でGoogleアナリストなどの解析をした経験があったほうが有利ですね。
Web政策 未経験からはじめるオススメの職種
指揮系・解析系は、Webの知識が必要
Web業界にはいろんな職種があります。
未経験でも目指せる職種も多いのが特徴ですが、プロデューサーやディレクターは、Webの知識全般を知っていないと務まらないのが現実です。
チームメンバーを指揮していくのですから、野球を知らない監督では困りますよね。
Web全体を把握して、クライアントに適切な提案ができたり、不測の事態に早く解決に動くなど、経験がモノをいう職種といえます。
デザインやコーディング、プログラミング、営業。
これらを経験すれば、強いディレクター・プロデューサーになれるでしょう。
未経験から始めるなら、クリエイティブ系
未経験から勉強を始めるなら、クリエイティブ系がオススメです。
デザイナー、エンジニア、ライター。
自分が何を目指したいのか、明確にしてから勉強していきましょう。
スクールに通学するのが一般的ですが、最近は、スクールでもオンライン授業をしたりしてます。時間が作れない人には嬉しいサービス内容が増えてきました。
ひとつだけ注意点をあげます。
独学にしろスクールにしろ、座学だけでは現場では通用しません。経験・実績がものをいうのは指揮系と同じです。
経験がないから未経験者っていうのに、どうやって。実績をつくれと・・・・
WordPressで自分のサイトを設計して、運営していることは、立派な実績になるんだよ。
WordPressができるということは、簡単なコーディングを知っている。
SEO対策を知っている、マーケティングの分析を知っている、デザイン・ライティングができるという証明になるからね。
採用側にWordpressの自分のサイトを見てもらうのが一番効果的です。
WordPressの始め方は、こちら ☟
かんたんすぎる!ConoHa WINGでWordpressを始める方法https://nekomannma.com/how-to-start-wordpress-with-conoha/
まとめ
まとめましょう。
- Web業界の職種は7つある。
- 仕事内容によって、指揮系・クリエイティブ系・Web解析系に分かれる
- 未経験から始めるならクリエイティブ系
自分のサイトを運営したり、SNS広告に挑戦するのもいいと思います。
今からでも遅くはありません。
まずは、第一歩を踏み出す勇気を持って、行動してみてくださいね。