障害がある人が、働きたいという気持ちを叶える方法は5つあります。大きく言うと3つです。
一般企業で働く、福祉施設で働く、フリーランスで働く。
ざっくり言うと3つですが、そこをもうちょっと深堀してみましょう。
障害者が働く方法は5つ
障害者が働く方法は、5つです。
- 一般雇用
- 一般企業で働く、福祉施設で働く、フリーランスで働く。
- 障害者就労支援施設A型
- 障害者就労継続支援B型
- そもそも雇用されないで稼ぐ
一般雇用か障害者雇用か悩みどころ
①の一般雇用で働く場合、障害をクローズ(隠して)働くか、オープンして働くかを考えなければいけません。
クローズで働く場合は、賃金が高いというメリットはあるけど、病気に対しての配慮は望めません。
オープンにした場合でも、労働時間の長さに自分がついていけるのか問題です。最悪、体調悪化したら、辞めざるを得ない可能性もあります。
②の障害者雇用は、障害者雇用枠がありますから、競争率が低くなるメリットがあります。雇用率も上がっています。
賃金については、企業によって違いますので一概には言えません。配慮という点では、企業側が配慮してくれても、職場のみんなの理解を得られるかどうかは、運しだいです。
障害者就労支援施設という方法
③の障害者就労支援施設は、障害者が一般就労できるように支援する施設で、A型とB型があります。
A型は雇用契約を結びます。最低賃金ではありますが、福祉施設なので体調をくずさないように配慮してもらって働くことができます。
ただ、やりたい仕事内容で事業所があるかどうかというと、数は限られてくるのがデメリットです。
B型は、雇用契約を結びません。ですから、賃金ではなく工賃という言い方をします。工賃は信じられないくらい低いです。
簡単な作業を通して、働くという訓練をしていると考えた方がしっくりくるかと思います。
個々の障害の内容によって向き不向きがありますから、医師に相談して、その判断のもとA型かB型かを決めましょう。
そもそも雇用されないで稼ぐ
雇用する、されるから解放されて、自分のやりたいことが見つけて仕事にする。理想的な生き方です
障害の特性によっては、雇用されることから離れたスタイルのほうが向いている場合もあります
副業かフリーランスという働き方は、最近多く耳にしませんか?コロナ渦で、ぐっと増えた働き方ですね。
実は、障害者にとってこれはもってこいのような気がします。
なぜなら、障害者の賃金は一般的に低いので、副業でプラスの収入が見込めること。業種にもよりますが、パソコンさえ、いじれれば、いろんな働き方が障害者でも可能になるのです。
リモートワークや、バーチャル空間、可能性はどんどん広がっていくと思っています。
主役は会社から個人へ移り、個人の商品を売ったり、自分のスキルを売ることもできる世界。今はそういう時代です。
まとめ
ポイント
- ✅一般雇用で障害をクローズするのはお勧めできない
- ✅障害者雇用で雇用率があがっている。
- ✅障害者就労支援施設A・B型で賃金の格差がある。
- ✅副業・フリーランスという働き方は、可能性を広げつつある。
障害者だから稼げないという時代は終わりました。
ただ、一般企業で働こうと、福祉施設で働こうと、変わらないのは、病気が悪化しないように気をつけることです。
フリーランスも同じです。
自己管理するのは、正直言うと難しい。体調管理を自分でするのは当然ですが、それができたら医者はいらない。やはり、誰かの配慮やサポートは必要ですね。
どこで働こうとも、無理しないように。そして、自分のやりたいことが見つけてやるのが一番です。