画像生成AI Midjourneyで日本風アニメのような二次元の画像が上手に作れる『nijijourney』を紹介します。
海外でも日本のアニメって人気だよね。そんなアニメ絵をAIで本当に作れるの?
画像生成AIは、プロンプトが英語で難しいから、ChatGPTみたいに日本語でプロンプト書ければいいのにな。
画像生成AI Midjourneyで日本風アニメのような二次元の画像が上手に作れる『nijijourney』を紹介します。
デメリットは、無料プランがなくなってしまったので、有料のサブスクに加入しないと利用できない点です。
nijijourneyも、Midjourneyの一部なので、Midjourneyのサブスクに入っていれば使えます。
Midjourneyが初めてのかたは、下記の記事で始め方や有料プランについて解説していますので、ご覧ください。
nijijourneyはアニメスタイルに特化したMidjourney
nijijourneyは、Midjourneyの日本のアニメスタイルに特化した画像生成AIです。
日本人が好む、日本のアニメスタイルになるように開発されています。
Midjourneyの–niji 5との違いは
Midjourneyで、普通にアニメ調にするために–niji 5 と入れるけど、それとどこが違うの?
Midjourneyでアニメ調の絵を出すときに使うプロンプトに、–niji 5 (にじファイブ) を入れますが、その–niji 5(にじファイブ)とどこが違うのかというと、
同じです。
おいおい、同じだったら、nijijourneyにする意味なくね?
nijijourneyは、ボランティアの有志が集まって、テストを繰り返してきて今のnijijourneyになりました。
AIのレベルは同じですが、大きな特徴でもあるメリットは、日本語で命令が出せてとても楽なところです。
下の画像は、わたしが日本語でプロンプトを入れて「風の又三郎」の絵を生成しれいるところです。
画面も日本語対応していますので、Discordに慣れていない方でも気軽に楽しめます。
日本語でチャットもできて楽しい
Midjourneyのサーバーの中は英語なので、理解するのに時間がかかります。
けれども、nijijourneyなら日本語で質問に答えてるので、とても便利です。
・nijijourney はアニメスタイルの画像生成が注目されますが、Midjourney に関する最新情報も含め使用方法に関する情報やコミュニケーションなど、日本語でAI画像生成を楽しんだり活用するのに最適な環境となっています。
nijijourneyの使い方より引用
Midjourneyの画面も同じようになっていると思いますが、世界中の人が使っているので中が巨大すぎて入っていけない感じがします。
Midjourneyのファンどうしがチャットで情報交換している場があったとしても、敷居が高いですよね。
ところが、nijijourneyの方は雑談や、研究チャンネルもあって、こんな画像を出したいんだけどどんなプロンプトならいいのかなどと、参考になる話題がいっぱいです。
みんなMidjourneyファンなので、知らない誰かがこうしたらいいのではないかと案を出してくれたりして、とても親切です。
また、こんな失敗作できましたみたいなコーナーがあって、思わず笑ってしまう画像も載ってたりして、見ているだけでも楽しいです。
これは、わたしが宮沢賢治の童話「やまなし」の挿絵に挑戦した画像です。
それが、ちょっとプロンプトを変えたらこんな恐ろしい画像になりました。
怪物かよ。
童話じゃなくて、怪獣映画のポスターみたいだ。
そんな失敗さえ他の人の失敗談みてると、勇気が湧いてきます。
そういう勇気じゃなくて、勉強になりますとか他の言い方ないのか?
あ、とても勉強になります。
他の人が出したプロンプトの研究にもなります。
nijijourneyの始め方
では、さっそくnijijourneyを初めてみましょう。
にじジャーニー (nijijourney.com)ここをクリック
初めての方は、右側の「今すぐ始めましょう」をクリック
下の画面に行きます。そこで、「詳細を見る」をクリックすると、
「はじめに、公式のDiscordサーバーに参加してください。」と説明があります。
そのほかのマニュアルも書いてありますので、とても親切です。
「Discordに参加しましょう」をクリックして、Discordからのメッセージが届きますので「招待を受ける」をクリックしてください。
nijijourneyの中は、このように日本語になっています。(英語、日本語、中国語、韓国語から選べます)
画像を作る部屋は画像生成、画像生成2,画像生成3・・・となっていて、どこの部屋を利用してもかまいません。
また、自分だけのサーバーを解説したほうが作業しやすいのでおすすめです。
サーバーの追加方法と、料金プランにつきましては、下記の記事を参考にしていただけると幸いです。
アニメスタイルの絵に挑戦
日本語で、「女子高生とねこ、ブレザーの制服、全身、背景は白」とプロントを入れたのがこの画像です。
全身と入れたのにウエストショットになったので、今度は、全身を一番先に持ってきてプロントを作り直しました。
「女子高生」とだけ入れると、セーラー服になるみたいです。
プロントを実際に日本語で入れている画像はこちらです。
LINEスタンプみたいに、一枚の中に数パターンの絵を入れることもできます。
右下の絵は猫が積みあがっているけど、一応9つの猫コレクションです。
背景画はnijijourneyがいいけど女の子がついてくる
わたしの作り方がまだ未熟のせいか、女の子は同じようなタッチで同じような顔になりやすいです。
肌の質感や目の色など、もっと研究すれば、もっといい女の子が出来ると思います。
人物も作風も好みの問題だとは思いますが、素晴らしいのは背景画です。
Midjourneyでは写実的な風景になりやすいですが、nijijourneyではアニメ映画のようなきれいな背景画ができます。
「月面都市、未来の街」
「日本の沖縄の海岸、美しい海に太陽の光」
なかなかいいですよね。
nijijourneyは、女の子とかプロントにいれなくても、女の子が絵に入ってしまう傾向にあります。
こちらの「銀河鉄道の夜」をイメージした絵にも、よく見るととんでもないところに女の子が張り付いています。
おわかりいただけただろうか。
ひぇ~!!!
nijijourneyに4つのスタイルが登場
今年に入って、nijijourneyは4つのスタイルを追加しました。
もちろん、Midjourneyでも、プロンプトに入れることで使えます。
嬉しいことに、nijijourneyでは、セッティングでぽちっと選択するだけで使えるのでとても便利です。
①「Default Style」
②「Expressive Style」
③「Cute Style」
④「Scenic Style」
nijijourneyの自分にサーバーでプロンプトを入れる欄に、「/settings」と入力してください。
これが、設定画面です。Niji version5を選択。
すると、中段に、
「Default Style」
「Expressive Style」
「Cute Style」
「Scenic Style」
4つのスタイルのボタンがあります。
それぞれ、そのボタンに対応したスタイルで生成することができます。
Midjourneyでは、「–niji 5 –style ○○○○」 と入力してください。
スタイル | Midjourney パラメーター |
Default Style | –niji 5 |
Expressive Style | –niji 5 –style expressive |
Cute Style | –niji 5 –style cute |
Scenic Style | –niji 5 –style scenic |
Default Style(–niji 5)の特徴
Default Style(–niji 5)では、光と影がはっきりと分かれて、立体的にまたリアルに見せることができるようです。
「プリズムの光、きらきら、美しい女性」というプロンプトを使った絵です。
Expressive Style(–niji 5 –style expressive)の特徴
Default Style(–niji 5)に比べて、Expressive Styleは、キャラクターの瞳や肌がきれいで、より大人っぽい印象があります。
プロンプトは「夏の太陽に照らされた美しい女性、顔アップ」です。
Cute Style(–niji 5 –style cute)の特徴
キュート、そのままです。
可愛らしく、癒し系のイラストになりやすいです。
プロンプトは「全身、花の妖精」
Scenic Style(–niji 5 –style scenic)の特徴
Scenic Style(–niji 5 –style scenic)は、他のスタイルにくらべてると、人物よりも背景を重視したスタイルです。
人物よりも背景を際立たせるような構図が得意なようです。
「田舎の田園風景を歩く」
おまけ タイル化ができる
スタイルとはちょっと違うのですが、Cute Style(–niji 5 –style cute)で「タイル化」ができます。
やり方は簡単で、「–tile」をプロントにいれるだけです。
「かわいい6体のひよこ、 –tile –niji 5 –style cute –ar 4:3」
よく見ると頭が2つあるひよこがいるけど、気にしないでください。
まとめ
nijijourneyはアニメスタイルの画像に特化したAIです。
サイトの中は日本語でとても見やすいし、他の人の悩みや問題も共有できて、自分のスキルアップにはオススメです。
いろんなプロンプトを試行錯誤しながら、Midjourneyで腕試しするのもいいですね。
Nijijourneyは楽しみながら上達できるのでおすすめです!